#013「時間、の話。」
2020/07/16
みなさん、こんばんは。
前回は、 “キックプレイ”でキラキラ輝く専門家軍団である
「スペシャルチーム」を紹介しました。
今回は、
“時間帯”でキラキラ輝くシーンをご紹介します。
そもそも、
アメフトの試合時間は、12分間×4クオーターの48分間です。
ただし、実際に要する平均試合時間は、2時間をゆうに超えるほどです。
これはハーフタイムなどを含むから、だけではなく、
審判が“時間を止めるシーン”があるからです。
実は、この時間を止めるシーンが、
アメフトを楽しむエッセンスの一つなのです。
簡単にはアメフトの試合では、
・時間が止まるシーン
パス失敗、サイドラインを出る、ファーストダウン獲得、タイムアウト
・時間が止まらないシーン
インフィールドのプレー
試合時間を多く残して逆転してしまうと、
相手に攻撃時間を多く残してしまうため逆転される可能性が出ます。
なので、特に終盤戦は、
リードをしていて攻撃をしているのであれば、
時間が止まらない「ランプレー」が効果的、
一方で、「ランプレー」で来る相手を、サイドラインの外に出して
何とか時間を止めたいのがリードされているチームのディフェンス側。
こんなふうに、
序盤のランプレーの意味と終盤のランプレーの意味が変わってくる、
そんなアメフト選手の“終盤のタイムマネジメント”が、
これまた超ハラハラするのです。
さらにさらに、その人間心理の裏っ側をつく戦略。
私の大好きなNFLのスーパースター“ジョー・モンタナ”(QB)は、
このアメフトならではの終盤戦をめちゃくちゃ得意技にしていて、
その鮮やかな逆転の演出は“モンタナ・マジック”と崇められていました。
またね。素人ヤマダ