トリビア#018「聖地、の話。」
2020/08/24
みなさん、こんばんは。
高校球児の聖地といえば、甲子園。 今年は、いつもとは違う交流戦という形でしたが、 球児の汗や涙、金属にはじける打球音、夏の空に伸びる白球、 やっぱり夏を感じるのに、最強でした。
実は、この夏の高校野球の舞台である甲子園球場は、 アメフトに打ち込む学生にとっての聖地でもあるのです。
なぜなら、 大学アメリカンフットボールの日本一を決める「甲子園ボウル」の 開催地こそ甲子園球場なのです(毎年12月の第3日曜日)。
その歴史をひも解くと、 「第1回甲子園バウル(第5回まで英語の発音に合わせてバウルと呼んでいたそう)」は、
戦後間もなくの1947年に開催。
その対戦は同志社大学v.s.慶応義塾大学で行われたようです。 実はこの時、慶応大は、アメリカで1940年代から多く採用されていた Tフォーメーションという、関西ではまだあまり紹介されていなかった 攻撃隊形を駆使し、結果としては、慶応大の45-0の圧勝。
ただし、この「第1回甲子園バウル」は、実はボクシング試合の前座イベントだった模様。
しかも、試合時間が長引いて試合終了前にボクシングが始まったとか。
当時は甲子園球場のようなすり鉢型の観客が一体感を持ちやすい スタジアムが貴重だったようですね。
聖地を目指し鍛錬する学生、 その体と魂がぶつかり合うエネルギーを昇華させる聖地。
そんなところからアメフトに触れてみるのも熱いかもしれませんね。
またね。
素人ヤマダ