トリビア#019「タイタンズ、の話。」
2020/08/30
みなさん、お元気ですか。
そういえば、わたし映画好きでしたのに、 アメフトにまつわる映画の話をしていませんでした。 「しあわせの隠れ場所」「ルディ/涙のウイニング・ラン」 「天国から来たチャンピオン」など、 アメフトをモチーフにした名作はいくつもありますが、
何より珠玉の作品は、 「タイタンズを忘れない」でしょう。
『タイタンズを忘れない』(原題:Remember The Titans)は、 実話を元にした 2000 年のアメリカ映画。
人種差別が渦巻く 1971 年に、 教育改革により、ヴァージニア州に生まれた 白人黒人混合の高校フットボールチームの選手達が、 「肌の色が違う」というだけでお互いいがみ合いながらも スポーツを通じて徐々に分かり合い、 周囲の人々をも巻き込みながら、奇跡を起こしていく。 そんな物語。
私が記憶に残っているのは、 チームのアシスタントヘッドコーチを任させた 黒人ブーンさん(デンゼル・ワシントン)が1mmも寄り添わないチームに 語り掛けたこの言葉。
I don’t care if you like each other or not, but you’ll respect each other.
お前たちが互いを好きかどうかなんてどうでもいい。だが、必ず互いを尊重し合うんだ。
今までアメフトは多様な能力が重なり合ったスポーツ、と紹介してきましたが、
そんな個々が持つ多様な能力が見事発揮されるためには、 チームとして個性を尊重すること、 そして個がチームに貢献すると覚悟すること。
そんなことを学ばせてくれる映画です。 あ、そうそう、一旦今回で素人ヤマダは休載です。
いよいよ、 アメフトに魅了され魂を捧げるキャタピラーズの男たちの紹介が始まります。
さよならいつか。素人ヤマダ